森の窓

森の窓

vol.34

2018年07月16日

 最近の言葉でいえば「コミック」ですが、私たちの時代は「漫画」でした。「ガロ」と言う月刊雑誌はレベルの高い漫画という事にな

 

っていて、よく読みました。中でもつげ義春さんは好きでした。「ねじ式」などはとてもシュールで時代を写し良い作品だと思いま

 

す。その後は萩尾望都さんを筆頭に女性漫画家が才能を開花させたのですが。今日の「コミック」ブームの元は彼女達にあったように

 

思えます。小説の貧困がそのあたりから始まったかなぁ~。個人的な感想です。映画もそのあたりから苦しくなり、今日は映画の世界

 

も、ジブリを始めとしたアニメ映画が良いものの中心です。列島での表現方法や人々の存在の在り方が変わっていったのだと思いま

 

す。長編ものでは吉田秋生さんの「BANANA FISH」、短編物なら杉浦日向子さんの「風流江戸雀」をお勧めです。当時の女性漫画家

 

の才能に、目がクラクラしたものです。

 

私の感想では、いわゆる純粋な芸術というものの本道とは別のサブカルチャーのジャンルに良いものがある時代になっています。

 

(小形烈/記)

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